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日頃の行動をメモ。消しゴムで消して作品へと昇華する前の、日々の下書き。
This is my dairy memo. These will be a work after brush up process. .




    2011.SEP

9/6 試作の地面

現在取り組んでいる試作は2つのジャンルの融合、
つまり
 もともと一つのジャンルで成り立っているもの

併用しようというのだから無理があることはわかりつつ現状でなんとかやりくりしようと苦戦していた が、
本日、
電車の中でぽわんと決定的な「地面」が見つかった!
やっとである。苦節1年。。

地面がもたらす恵みは、
これまでいまいちだった他のたくさんの仕様やアイディアを何の問題もなくむしろ輝かせるからよくわかる。
足かせから解き放たれ自由に本来の働きを成してくれる。

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構想とは、自らのまだ見ぬ理想とする具体化の、適切な方法を見つけるまでの時間のことである。
ジブリの宮崎作品を見ていてもわかるが、構想に時間がかかったもの、トトロ、ラピュタ、ナウシカ、もののけは例外なく固い。実現までの時間に、適切な具現化が発見できるからだ。ポニョなど、宗助とポニョが再び出会った時点で尽きていて、その後は迷走。ここから学ぶべきことは、時間をかけずにすぐ味がしなくなるものを次々と連発するか、それらの時間分一つを作るか。まさに人生である。




9/8 2台目

さらにFilter Bankを追加



2つの波の干渉だけでも相当カオスだが、
それを3つとか4つ干渉させればそうとうエグイぞ!と(笑



9/10 jazzArtせんがわ2011

今年で4年になるこのフェスには、毎年自由即興で参加している。
今年参加していて、この自由即興というものが何であるかわかってきた。

巻上公一さんが
 「楽器を持ち寄って決め事もなく自由に演奏する」
 「このjazzArtで一番面白い」
と常に言われている自由即興だが、

それを聞いて「何をしてもいいんだ」「これが僕の表現です」みたいな演奏に陥る危険がある
自分の音だけ大きく満たし、相手を消そうとすることにもなりかねない。そうなると相手だって黙っていないのでボリューム合戦となる。つまり、戦争と同じで力対力がエスカレートしていく。そうなればボーカルとかアコースティック楽器などが犠牲となる。

大事なのは、
見知らぬ演奏者がステージで初めて顔合わせして、共同で音楽を作る、ということで、
考えてみれば、
相手が自分の気に入る音を出すとは限らない
のであり、逆説的に言えば、
自分が気に入る音を出す相手と演奏したいのなら、仲間を探してバンドを組めばいい、
ということである。

つまり、自分の気にいらない音を出す相手がまず居る、と定義するのだ。
その上で
どういう自分の音を足したら音楽になりステージが成立するか、
をその場で模索するのが自由即興である、ということに気付いた。

もちろん、こういう風に「自由即興とはこういう演奏をすればうまくいく」と考えている私と異なる考えのマイペースな演奏者に対しても、どういう自分の音を足せば音楽になるのかその場で発明をする、ことが大事なのだ。だってバンドじゃないし相手は自分じゃない。

例え嗜好の違う相手であっても、、その演奏ラインを踏まないよう(自分が音を出すことでジャマしないよう)に注意を払いながら、自分の音を足していく。そのうち、最初好きではなかった相手のフレーズが無くてはならないものになっていく、そんなマジック。そうなるよう試行と作業を瞬間瞬間、黙々と続けているのが大事ではないかと思う。

最も成功な例は、その自分なりの解決が、共演者にも納得してもらえたり、お客さんも喜んでくれる瞬間。そうなれば本当に幸せである。まさに塩田剛三の言う「最大の防御術とは、自分を殺しに来た相手と友達になること」なのだ。




このページでは私の成果、発見のみ記述しております。