もう15年近くやっているバンド格闘老人(けんかじじい)の club VOICEでのライブ。
昨年から月イチライブを敢行しているが、メンバーもライブに慣れてきてライブ全体が安定するようになってきた。また見ず知らずの若い子たちから声援をもらうようにもなった。ありえないことだ(笑)
もともと練習は好きだがライブが嫌い(本当は好きだが失敗が死ぬほど嫌い)な傾向があり、本番のために数ヶ月前から徹底的に練習したりしてきて失敗、ということを繰り返してきていた。
昨年の仕事での研究の過程で、脳の構造を調べたり、百ますの構造から人間の学習について知ってからは「ライブでの成功はライブ経験のみで培われる」ということがわかってしまったので、メンバーを説得してなんとか「ときどき練習の代わりにライブがある感じね」てな感じで、取り立ててライブに向けての練習とかナシ、な流れにした成果が今現われている。
つまり、「本番に向けた練習」を重ねると「本番に向けた練習技術」が上達するが「本番技術は上達しない」わけです(笑)判れば非常に当たり前なのよねえ。(笑)
「もう10年近く太鼓をやっているがアドリブができない」と悩んでいる知り合いのコンサル5回目。
私も以前そうだったのだが、自分の体を頭ですべてコントロールしようとしていた。たとえばドラム、運動、感情。
頭でコントロールしているので、当然ライブとか本番で緊張したり慌てたりすればコントロールできなくなるからすべてが吹っ飛ぶわけで、それを修行が足りないせいにしていた。
これが根本的に間違いだ、とわかったのが、インナーテニスとの出会いだ。
体の動くままに任せる、簡単に言えば、体にアウトソーシングする技術、ということなのだ。
この本を読むだけでは自分にどう結びつければいいか当然わからないのだが、それについてもう私は試行・開発し実践してきているので、そのあたりを講義。
アドリブができるようになるために、どういう考え方に基づいた訓練を日々すればよいのか、何をしてはいけないのか、何が無駄なのか。こういったことって、これ誰も教えてくれないことだよなあ、と思う。
もともとこのコンサルを始めたきっかけは、太鼓の練習方法にサンプラーが使えるよ、ということを見せるためにスタジオに入ったことがキッカケだった。
途中、持ってきた太鼓に合わせてドラムを叩いたりしていたのだが、私の微妙なハットのニュアンスの変化に目ざとく気付いただけでなく面白いという。これにはいたく感激してしまった。
微妙な差異というのは長くやっていて見えてくるもので、これはまあ経験上普通として、私が面白いと思って大事にしているところに気付く、というのはちょっとなかなか難しい。訓練ではなく感受性のカテゴリだからだ。
聞けば、ベースメントで周囲のニュアンスにあわせてパターンを叩くことはできるし、もたらしたり揺らがしたり、同奏者のうまい下手や相手がリズムをみているかいないかもちゃんとわかるらしい。そこまで耳が開いているのにアドリブができない。これはなんともったいないことか。
もし、自分でパターンが創造できたなら、その瞬間瞬間を補い、さらには全体をさらにワクワクさせるリズムを生み出せるだろう。
私が知っているだけでかなりの人がこういった面白い素質を持っているのだが、私が言わないと気付かないし言っても実感できずに放置されていることが多い。磨き方を知らないのだ。なんともったいないことか。私にできることは、気付かせて助けるくらい、あとは本人次第。。このサイトのコンテンツのほとんどもそういったヒントになれば、と思って続けている。そのうち世に作品を出したりして、私をビックリさせてくれればそれでいい。
スパムオープンゴルフ公開!
ただのゲームではなく、チケット(掲示板に書き込まれたスパムに自動的に付与される)をクリックすることで遊べる、という構造で、遊ぶことにより、そのスパムは掲示板から削除され、ランキングに入れられる、という趣向だ(笑)
発端は昨年あたりから掲示板に書き込まれ始めたスパム。最初は書き込めないようにとか削ったりとかしていたのだが、対処をするとくぐりぬけてくるので、へえ、と感心していた。その心意気には敬意を表するのだが、とはいえスパムはジャマなので、削除せずに削除する方法(?)はないものかと考えていた。
私の、テロ以降の世界およびネットに対する姿勢の一つとして、対抗しない、というのがある。
脅威に対していちいち対抗せず、しかし自分の根本の生活は死守する、というものだ。イスラエルの人が「バスに乗るとテロに遭う危険がある。乗るのは怖い。だがいままでどおり生活することが屈しないということだ」と言っていて、その意味と勇気にすごく感心したことがあった。相手の攻撃に合わせて防御する、ということは、相手のコントロール下に陥り、肝心の自分たちの生活自体が変貌してしまう恐れがある。防御できてるけど監視社会、みたいな。
なので、スパムをいちいち削るのが実は一番手間がかからないのだが、それではつまらないし、それは相手にとっくに予想されている行動をそのままやっていることになる。それは気に食わん(笑)
で、いろいろ考えて今回の解法とあいなった。
今回は8年前に「やらねば」と思っていたJAVAアプレットで初めて作ってみた。また得点によるランキングも必要だったので、perlなどのcgiと組み合わせる必要があったのだが、昨年からのプログラミングにおける百ます計算的手法を自らに適用していたので、言語に対する抵抗感がまるでなく、湯水のように理解ができるのにはすごく驚いた。
結局スパム対処に、java、perl、python、shの4言語クロスオーバー(笑)。こんな簡単なこと、なんで手を出さなかったのだろう、と今はつくづく思う。はてなの開発の人がperlを絶賛していたが、今ならわかる。perlめっちゃ便利。
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