アルスで出会ったパーティの集結、恵比寿にて。
恐ろしいことに大企業や大手の一線の方々で、広告業界や大手家電研究部署の方々。
表現の仕方も会話も面白いと思うポイントもまったく違い、その表現はオカシイ!と皆に突っ込まれる。私の持つ定義が一般と違うようで、でも一線の広告業界の方に「間違ってます」といわれ(笑)どう言ったら伝わるのだろう、としばし思案するが、そもそもなぜ自分がその言葉を使っているか不明なことに気づいたり(笑)
皆が笑うところで「?」わかんなかったりするので、この違和感が一線な方々と私との差なのだろう!ウキー。
終電を逃し、お宅におジャマ。まったくの想定外!
真夜中、業界の未来とか問題点とか、経歴とか話し込む。これが合宿(?)のオモシロイところで、奇跡は常に夜に起こるというのが私の定理。お世話になりました!
私がかねてから考えていることを話したりするが、実は企業内ではもうやってることだったりして、一般の活性化を下から攻めるのではなく、一線に身を投じ上から攻めるべきなのかな、と考えてしまう。
朝8時西渋谷を歩く!というすんごい状態。
アルスの時からなのだが、彼らと行動すると自分が普段まったく選択しないが結果すんごい経験になるのでありがたい、と言ったら、ボクだってこんなん普通じゃないですよ〜、と言われた(笑)つまり、これは、アルスパーティ効果、なのかも。。環境が行動や結果を生み出す効果、がこれか。昨夜もリンツに居るみたい、と皆で話したし。
犬証券suggest
アルス行きのフライトで出会った76年世代の若きIT会社の人や、アルスでのこれまた一線で活躍する方々との出会い。
フジロックで得た「コントロール」というテーマに加え、「環境の無慈悲なる選択」が生まれた。
オーストリアのすばらしい人たち・・・、なるほど、いいなあ〜!ああなりたいと思える社会に居て初めて人は機能するのだと!
なので帰国以降、テレビ新聞雑誌等情報を強烈に選択し、生きるのに関係ないオヤツ情報は排除している。
日本はどんどんひどくなる一方で、自分が日々よき大人を実行するだけでは埒があかない。よき手本になる大人がいないのだ。これはイタリアから帰ったときにも思ったことだ。幸い若い世代にはよいモラルを守ろうとする素質がありそれはすごく喜ばしいことだが、規範となる大人を本当に見かけない。
すごい人は放っておいても頭角を表す。
普通の人たちがあれやこれやとモノを作りそれが活気を生む、それが私の望む社会で、それが土壌になり才能以上のモノがまた生まれてくる。このページとかの設置の原点はそこにある。
モノつくりは筋が通っていなければならないが、それは生き方から生まれるもので、大人が身をもって示さなければならない。今の時代の流れはモノ作りと反対側にある。
リアル社会が持つ法律や警察や軍隊は、意見の違う人たちが共存するための知恵だが、ネットではそれらが体系化されておらずまだ自主的・自警団的なものしかない。しかしネットがリアル社会と同じくらい影響力を持ち始めてしまったので大人は途方に暮れているからともいえる。誰もどうしたら幸せになるのか経験してないのだ。
若きIT会社の方と話したとき、それらは自然に形成されていくでしょう、と達観されていた。つまり、ネットに関わる個々の人たちの、良くしていこうという努力がネット社会でのモラルとなる。つまり、ネットでのよい社会福祉の事例を元に未来をイメージしてネットウエアを制作するならば、それは政治をすることとイコールになる。これが私が今感じているネットの可能性と未来。
なので、その妙な予感のあるネットウエアへのモチベーションを利用し、コントロールループを脳に刻む作業がスパム周り。
掲示板:
土台となるstlfbbsを改造しまくったもので、データベースはファイル一つ、いまや100Mを超えているが、perlの精神を試す意味(笑)でも巨大化を放置している。またこのファイルがすべての根本になっている。負荷分散やコードの効率化が必須。スパムを放置中で、カオスだがバタフライで、まるでジョンケージのempty wordsのようで面白い。
スパムオープンゴルフ:
スパムをチケットにしてプレイヤーに削除してもらおうという試みだったがスパムの投稿がプレイ時間をも超えた(笑)自らをゲーム製作に向かわせる施策の一つ
検索:
通常の検索と違い、検索単語を含むログのみに並べ替えられる。現状では スペースで区切ることにより、or検索ができるので、特定の人たちの対話だけ閲覧できるなどの面白さがある。サマリーではなく編集化の可能性。
ウイルス:掲示板に文字を食べるウイルスが発生する。駆除ボタンで駆除できる。もちろんスパム対策(イタズラ)の一つだが、発想の根本は前述の編集化もあるが、ブラウザのレイヤー化、である。いずれ第三者レイヤーによるコンテンツの社会的定義への可能性。
犬証券:ゲームによる削除が機能しなくなった(笑)ので、俯瞰することで掲示板の混沌を制御下に置こうとしたもの。投稿リンクを株と見立てエイプリルネタとしてスタート。ドメイン別集計のチャート、ログ参照、ドメイン以下リンク一覧、発生記録、変動、最近suggestを追加。
じじいlive@渋谷サイクロン
1曲が固まるまで数年、ヘタをすると10年単位でかかる困ったプロジェクト。結成は92年あたり。
自身のドラムのコントロールはよいとして、次はバンドの、ライブでの表現レベルのコントロールがこのところの課題。
バンドにはリーダーバンドとチームバンドの2種類あると思っていて、
1人の天才がすべて把握していてバンドを指示し率いるのがリーダーバンドで、メンバーそれぞれの持ち味をミックスし人数以上の奇跡を待つのがチームバンドだ。
当たり前だが一人がすべて統括する方が間違いがない。他人の判断が混じると「ニブく」なるのだ。これはモノ作りではよくあること。ただ、その一人が天才でないと座礁したりする。
一方メンバーそれぞれの持ち味を活かすやり方だと、それぞれの嗜好性が異なりなかなか固まらない弊害が出る。特に、誰かが「それいいよ!」と言ったときのよさが、音そのものなのか、リフ単体なのか、リズムなのか、どれかのパートとのブレンドなのか、構成(そのものはつまらないが他との対比でおもしろい)なのか、個人的に好きなフレーズ(パクり)なのか、バラバラだと収拾がつかない。ベストはそういった各要素すべてがクリアされ全員が納得する状態だが、それは奇跡に近い(だから10年かかったりする)。
とりあえず客観判断を私がしてますが、まあ、バンドこっくりさん、なわけです。どこに行くかわからない。
さらに、音楽は聴く人が居る。
真のオリジナルなど誰も理解できないし、どの部分を聞き手へのインフラ(orキャッチ)にするか、が常に課題となる。とりあえず現状では、体感的なグルーブと理解しやすい噛み砕いた構成、を心掛けることで解消をねらっている(根本の味は揺るがさない上で)。
また、作り手は「靴下フェチ」に陥りがちだ。自分達は曲を作ってから練習したりでもう何百回千回聞いているわけだが、ライブなど年に数回なわけだから自分たちにはくどかったら飽きたりしていても聞き手には濃すぎることになる。テレビで坂本龍一氏が「もう飽きたよ」といいながら弾く戦場のメリークリスマス、は他人事ではない。
また音楽的に新しさを追求した結果、メンバーの音の表情が聞こえないとリズムさえ狂い(ドラムはクリックの役目を負っていない)、当初はPAシステムに慣れてないからだと自らを責めていたがそうでないことが最近わかり、ステージ上でモニターなしで音場をまず作り、お客に聞きやすい外音はPAに任せる、というやり方もようやく最近発見し形になってきたくらい、とにかくフリーライドができないのは、オリジナリティを追求するツライ道がゆえ、しかし!それを上回る衝撃・感動が常にあるので続けているのよねえ!
次回は2月、
以下参考。
作曲上のガイドライン:
・基本的に各メンバーがつい出した感動的衝撃的フレーズや音が要素となる。まあまあなフレーズは排除、妥協せず瞬間を逃さない
・他人のフレーズ・流れを消さず、かつ上乗せし絡むフレーズを模索する(尊重していれば自分の音だけでなく他のフレーズもくっきり浮いてくるはずである)
・聞いた音を記号化せず、音をただ感じ、それに必要な音を出すためにただ模索を続ける(これはブルースの何々である、と定義したとたん、それに向かうことになる。それは甘いワナであり、独創から道を外れさせる誘惑でもある)
・全員の合意を得なくとも、誰かが激烈にいいと言うなら即断せず寝かせる。何かあるはずである
・硬直したフレーズを避け(それそのもので成立するもの、他から持ってきただけのもの)現状のアンサンブル上でこれしかない、というフレーズを模索する(コピーでない以上、そぐう固有のリフになるはずである)
・作ったリフが活かせるなら、引用的構成的ありきたりを敢えて放置する(そのためには主となる味の認知が必須である)
練習とはなにか:
・たまたま生まれた衝撃的感動的フレーズを再現するための模索。どうやったんだっけ等
・解析できたアンサンブルの磨き上げ、ノリの検証(ここのパターンはノリを損なってないか等)および維持(残響とか弾き方、音質や微妙なズレ(無意識も含め)等も要素の一つなので、気付くとノリも味も何もなくなっていたりすることがよくある)
・フレーズ等を組み合わせて曲に仕上げるために不足する部分の作成と構成
|
|