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orange pekoe「organic plastic music」初回版
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日頃の行動をメモ。消しゴムで消して作品へと昇華する前の、日々の下書き。
This is my dairy memo. These will be a work after brush up process. .




    2004.JULY

7/1 免許試験+ガケ

府中試験場に受けに行くが、玉砕。一浪決定。

がっかりな自転車走行中、さらに長い崖を発見!しかも、途中途中にヘンな突起があるので嬉しくも躊躇する。

結局、寸前まで怖かったが、タイヤを乗せたあと、頭の中で「いつものところ」に接続すると、あとは体がうまくやってくれてクリア。体の不思議。


7/3 故障ミニ

山崎氏宅にお邪魔するので、ヤツのミニに乗って移動。流山にある、ミニ専門の工場へ修理に。昨日免許取れてれば今日運転できたのにー!うきー!
ファンが効かないので、エンジン温度を気にしながらのドライブ。エキサイトバイク状態(笑)

到着し修理を待つ間、敷地内にわんさと置いてあるミニを物色。

もともと車には興味がなかったのだが、おととしのフジロックのときに乗ったミニカの居心地の良さとそのコンパクトさに感動して、その余波でミニにも食指が伸びているのだ。

免許取ったら北海道から沖縄まで縦断したいよなあとか思いつつ工場長さんに説明を戴く。とりあえず、自分でエンジン回している感覚のある1000ccのマニュアルでエアコンなし、事故の少ないオープンカー仕様で、ドラム基本セットくらいは積めて、と夢は膨らむ(笑)



7/8 一浪免許試験

教習所のコンピュータ学習もほとんどやり、府中の過去問もすべてチェックして挑み、あっさりクリア。拍子抜けだ!

行きのバスで、同じ教習所の学生たちと一緒になり、手続きをあれこれ案内。こういうのって一浪ゆえ(嬉しくない・・・)

しかし、やはり今の学生は元気だ!なぜ大人になるとみな濁ってくるのか。特に就職後がヒドイ。なんだろう、耐えればお金がもらえる、となってしまうのはなぜなのか。。聞くと来年の就職は公務員希望とな。。。ふうむ。


7/14 MSX試作

コミケも迫り、もう数年来新作を出していないのだが、構想しているRPGもシューティングも、まだ構築が完全でないので無理に制作に入るのはよくないのはわかっていて、うがー、それならショートを用意しよう、ということで、単発アイディアの、コード名SRC RPGの作成に。

まもクエ時代から使っている自作エディタでゴリゴリ絵を書く。キャラを並べるのってほんとレゴだよなあ、と思う。

ニュースログを続けた結果、この世界情勢の中でどうアプローチするか、つまり表現で武力に対抗できる答えが見えたので、あとはどれをやるにしても構想を突き詰めるだけになったが、どうであれゼロから形にするのは大変なことに変りはない!ここは創作のキツいところでもあり面白さでもあるのだが。



7/17 先輩

朝から格闘老人の練習。このところ作成している「よるブルー」作成作業。ギター玉が即座に音を乗せる。玉のすごいところは、そのときに足りない適切な「音」を乗せるところ。普通はフレーズなりソロを乗せてしまうものだ。

そのあと高円寺のJIROKICHIに移動。

大学時代の先輩のライブを見に。やはりこの年齢になってくると、自分を叱ってくれたり諭してくれたりする存在が居なくなる。のび太のパパ状態(笑)特に私のような一匹狼模索タイプはなおさら。
そういう意味で、非常にありがたい存在。
電話もネットも持たず、ドラム一筋なのだ。

終了後の飲み会。某楽器会社に勤めている別の先輩と、次世代の音楽の在り方についての話しに。こういう話しができるのってホント楽しい。新しいゲームが新しいハードと言語から生まれるように、音楽も次なる新しい楽器、機器が必要なのだ!愛機とのセッションよね、創作って。いやー嬉しい。


7/18 屋根がつく

>コードSRCのキャラ製作。屋根と階段とテーブル。カワラがいい感じに!(笑)


7/20 産廃ハンター設置

>DTMミュージシャンのM氏が、行き詰まっているとのことなので、あれこれ話しをしているうちに、彼自身がツール、つまり武器が悪いということに気づき、一段落。ツールこそが創作の武器なのだ。選べるのに、敢えてフォーク(ナイフ)で戦い続ける必要はないのだ(フォークが好きなら別だけど)。


で、私のフォークである、MSX(笑)。
コードSRC製作。登場キャラである、産廃ハンター敵味方をエディット。

もともとこの日記自体は、後進のために、ゲームの製作過程をリアルタイムに載せて欲しいという依頼に基づいているので、製作過程につながる日常の事象を書いてきたのだが、今回ようやく本来の趣旨に完全に沿った形での更新になった。

通常は盗作などのリスクもあり、製作中のゲームの意図などを書くことはないのだが、今回は短期間でもあり、またやはり、ゲームは遊んでみてどうかの世界なので現状をそのまま書く。

というかこのところバンドでもそうだが、パクれるくらいならむしろメンバーに欲しいと思い始めているくらい。パクれる、というのはパクる(こちらサイドの)技術があるということと、パクりたい欲望を持っている時点で同類(=バケモノ)だからだ。


通称:サラチ(更地)RPG
発端:7/3 千葉のスーパー銭湯の露天フロにて。山崎氏に話した冗談話をそのままゲーム化
ゲームの目的:
借金のため持っている土地を売りたいあなた。しかし強固に作りすぎた家は頑丈で、玄関でさえも解体することができない。そこで、家を壊す工具を買うために周囲のまものを倒してお金をためることにしたのだった・・・。

進行状況:
当初は、玄関のところで、玄関トビラにエンカウントして戦う、という普通RPGを考えていたのだが、産廃ハンター、つまり、家財道具とかを運び出す業者NPCが居てもいいのでは、と思いついて風向きが変わってきた。玄関を開けたら(倒したら)わあーーと入ってばばばっと運び出す人たちだ。

で、キャラを並べているうちに気づいた。産廃ハンターは、なにも味方だけではない、と・・・(笑)玄関を開けたとたん、待っていた泥棒ハンターもわあーーと入ってくるのだ!タンスをずりずり引っ張りだそうとするやつを気絶させたりしつつ、味方の業者に運び出させるのだ!

この産廃ハンターの出現で、どうもリアルタイム要素の方が面白そうになってしまった。もともとは、トビラとかタンスとかにエンカウントするだけのつもりだったからだ。面白くなってきたのだが、さて、間に合うのか(笑)

問題点:
・プレイヤーの大きさ。8x8か16x16か。神視点にしてシムシティー化(つまりキャラなし)もいいが、たぶんつまらない。
・業者の「引きずる」アルゴリズムは、そのままマップやキャラの大きさ、そして平面図の作り方にも直結するのでやっかい。キャラ単位にするのか、スプライトか。
・屋根はデザイン上いいが、配置上はジャマ。2階層は避けたい。



7/21 あなあくやまい

借りた定本はっぴいえんどを読んでいる。なるほどみんな暗中模索の悩みつつ曲を作ったりライブしたりしてたんだなあと励まされる。

作詞+ドラムの松本隆の習作レベルの詞もこれまた いいものが多く。今の心感にも近い。

一つをながめてたら歌が聞こえてきて、歌っていたらなんかできたので、ベースをつけたらなんかサビもはいからっぽくなったので、スタジオで録音したくなり、スタジオを予約。この間30分ほど。そのあと1時間、スタジオで録音。ドラムを叩いてベースを弾き、ボーカルとコーラスを歌った。


「あなあくやまい」

或る日 鏡を見てたら
胸にあながあいてた
あわてて 手でふさいで
うちを飛び出したんだ そう
うちを飛び出したんだ

あなあくやまい あなあくやまい
あなあくやまい あなあくやまい


というわけで、30分で作って1時間で録音したテキトーな状態のやつ
あなあくやまい

松本隆ファンの方、石投げないで(笑)
一応、出だしの「或る日〜」は、氷雨月のスケッチの、「雨の〜」のニュアンスのつもり。


7/22 勇者

> 勇者を追加。

RPGという記号を重視し結局フツーの16x16になってしまう(笑)
産廃ハンターが8x8なので、なおさら引き連れ感がアップして結果オーライかなあ、と。色的に勇者が埋もれるのと、産廃ハンターが生まれた時点でほぼコメディー化することもあり、あれこれ模索後、地面の色を緑に変更。

あとまだ入っていない場所を屋根で覆うことにしたので、入り口となるトビラを差別化するため若干パースをかける。



進行状況:
プレイヤーの操作方法が確定。また、持ち家があるので、寝泊りは外に転がっている寝袋!(笑)に。入れないんだから路上生活は理屈上合うだろうし。

また、トビラをどんどん開いていくに従って自分の日記とかを発見して、勇者の正体が徐々に明らかになることにもする。え?みたいな発覚も面白い(笑)おまえ勇者じゃねえ!みたいな。
業者「このじゅらくださんこ の写真集処分していいですか?」とか(笑)。業者によっても値段が違ったりするので、買い叩こうとする業者を蹴ったりね。当然、資産価値も借金返済に関与する重要なファクターとして扱う予定。


7/23 寝袋

> 寝袋と、寝ている勇者キャラ 16x8 の作成。

迷ったのは、
・荷物に寝袋があって、コマンドでその場で寝られる仕組み
・フィールドに寝袋が落ちていてその上に乗ると「寝ますか?」となる
のどちらか?ということだったが、

ルーチンワークを重視して後者に決める。そのため、寝袋は地形扱いとなった。もともと宿ではなく寝袋、というナンセンスさが狙いだったし。

キャラを作っていて気づいたのは、他の勇者がその寝袋を使う可能性だ。もし先客が居たら、他の場所の寝袋まで危険を冒して寝に行かなくてはならない(笑)が、それは戦略ではなくイベント(ゲームの進行に沿って変化)の方が戸惑いがないそう。ある日突然、みたいなね。日々の生活は安定が生理的にそぐう。

結構進行がニブいが、キャラを一つ置くたびにそのバックボーンとの整合性と、世界観の構築が徐々に固まってくるのが面白い。

検討中事項:
・パズル形式にするかどうか。
自分の家ではなく、依頼されて解体するのはどうか?家が複数、つまり、面の概念がある。最初簡単な家なんだが、だんだん難しい家を解体していかなければならない設定。家ごとに達成感が出てくる利点はある。



7/25 巛(セン)ライブ

朝からじじいの練習。数日前に作ったあなあくあくま、をやってみる。なんとピックで指弾きのフレーズをこなすのぐちゃん。恐るべし・・・。なにごともやってみる姿勢なんだなあと思う。

引き続き午後から巛(セン)のライブリハ。ギターの天才山崎氏が某アイドルのレコーディング?過労で倒れ、リハをベースとドラムだけで即興。リハになるんか、と半分ヤケクソで「やったれ」とバカバカ演奏。それが功を奏したか、これを見ていた対バンの若手が「ギターなしでこれか!」と逆に驚いたらしい ( それをあとで聞いた私らはキラーン「使える!」)

19時半ごろから本番となるが、気づいたら終わっていた(笑)

創作において完全な自由というのは逆に制約にしかならない。よって、何を制約とするかがむしろ作品の方向付けになる。巛(セン)では、3人の絡み方についてのガイドラインを毎回テーマとして設けることで即興を可能としている。
前回は「お客が踊れるような曲」というテーマだったが、今回は「暴力」としていた。リズム無し。つまり、音による殴り合いであり、踊れるとは対極にあり、むしろ前回よりもポップでないはずなのに、かなり積極的な拍手をいただき、終了後も演奏形態などたくさんの質問をいただいた。

帰宅して音源をチェックして気づいたのが、数年前から構想していた、GxxD(まだナイショ。GOODではない)リズムであることに気づいた。そういう意味ではリズムレスな演奏にはなっていなかったような気がして少々残念だが、昨年から月イチでライブを続け独自の即興の形を模索してきた巛(セン)の演奏としてはある意味完成形に近づいてきている今回の演奏と言えた。でもわかっちゃうとさらに次をやりたくなるのが悲しい性かな(笑)



7/26 会議+初横断

川崎で、コミケに出す雑誌編集会議後、ヘボリ氏と飲んでここ数年の総括。夜中になったので、ヘボリ氏の車で夜中ドライブ。ということは!免許取得後、初ドライブですよ!

彼の住む町田から私の住む村山まで実は一本で北上できるので特に経路設計がいらず。嬉々と初心者マークを前後に貼って走る、走る。

ヘボリカーは1000ccでマニュアル。古い上にクセがあってギアチェンジが非常に難しいのだが ( 踏み切りの途中でエンストした;)、スポッと抜いてスコッと入るとガンコじじいの笑みくらい嬉しい。

もう製造後30年ほど経っている年代ものだが、運転する楽しみがある。そもそもマニュアルを選んだのは音楽をやる身として操作を記号化せず体感したい、というのがあったが、このミニには教習車にはないさらなる楽しみが感じられた!すごいぞ。コレ売ってクレ (笑)

あっというまに自宅前に着いたのだが、そのときの感じ、それはライブ後のあっという間、と同じなのが面白かった。自分の中のケモノマネージなわけだ。記憶はニンゲンマネージだからケモノ記憶が蓄積されない。



7/29 フジロック参戦

毎年夏のイベント、フジロックに参加!!もはやコミケと並ぶ毎年の行事、キッツイが楽しい!

今年は3月に徹夜で並んでチケットを押さえたり、宿を半年以上前から予約したり、運転の交代要員として免許をとるなど、年間かけて準備をしました。
なにせ、山の中をまる一日移動の連続なので、ライブ観戦以外の体力消耗を抑えなくてはならないわけですが、居るだけで楽しいという都会から切り離されたパラダイス感は、まさにフジロックがかもし出す雰囲気そのもの。

今年はゆっくりしたい、ということで、前日から入ろう!となり、前夜祭に参加。ふもとの、出店のある広場で前夜祭。隣にあるライブ会場でも誰か出るらしいので楽しみ。

暗くなってなにやら盆踊り開始。周囲の店はもう営業を始めていて、タイカレーとかなにやらあやしいものを買って食いながら楽しむ。踊りが終わると花火がバンバン上がって、いやー夏ですなあ。

隣接する、屋根ありのステージから演奏が聞こえてきたので、すっとんで行く。フジロックは、面白そうだけどこれからイケそうなバンドを多く呼ぶフェスなので、私はショーケースイベントとして活用してます。


7/30 フジロック初日

一夜明けてフジロック初日。
フジロックの朝は、テント張りから始まる。テントは、基地として非常に有効なので、ほどよい場所を探して立てるのだ。立てたので、のんきに撮影などをしたりしてます(笑)

遠くに見えるのがグリーンステージと呼ばれる、一番大きなステージ。フジロックには、昨日ライブをやっていた、おなじふもとのレッドステージ、ここから山を登った中腹にあるホワイトステージ、さらに登った頂上にあるヘブン、ちょっと移動してオレンジ、の計5つのメインステージがある。その間の移動は山道なので、見たいバンドが近い時間でスタートすると移動に死ぬ思いをする。

ちなみに、草原が広がっていますが、ここ全部、人で埋まります。

[←] 上の写真だと小さいですが、近寄ると、こんなにでかいです。

のどかなのは朝だけで、空いている場所にレジャーシートやらテントやらが立てられ、あっというまに埋まった状態がこちら[→]

まあ埋まっている、といってもステージ前はレジャーシートを敷けないので、たいていのバンドは前の方でみることができるので、そこもフェスの醍醐味。だってねえ!やっぱ真ン前でしょ?遠くから見るくらいなら来ないし!


COCORE
10:27
フジロック一発目、レッドステージでの韓国ロック。全ステージ中、ここが時間的にいつも最早。
昨年GUMXなど日本にはありえないすばらしいビートを聞かせてくれた国なのでワクワクして向かって待ったが、只のロック。拍子抜け。


レッドを見切ってグリーン一発目に向かう。川の橋を渡っていたらトンボが肩に止まる。グリーンステージ前にいくまでずっとご一緒。こういうのってなんか嬉しい。


british sea power
10:43
グリーンでの一発目は11時から。しばらく時間があるので、ステージ前の柵前で待つ。暑い。

単なる16、UKロックだったので見切ってホワイト一発目へ移動



little tempo
11:16
ホワイトステージ一発目は11時30分から。しばらく待ってる間にステージの撮影。

スチールドラムがダブル。音色が非常に心地よくてしびれる。気持ちがいい。音楽の要素で音、は欠かせないんだなあとしみじみ。音がよければ多少の音楽的構築はあまくても許せるからなあ。そう思うくらい気持ちよかった。
昨年のOOIOOとかくらむぼんとか、ROVOとか、思えばホワイトの音はスゴクいい。


赤犬
11:58
今年から森の中を突っ切ったオレンジへの直通歩道が完成、そのショートカットを使う。便利だ。
オレンジステージ一発目は12時00分からでフィールドヘブン一発目と同時スタート。ヘブンは「バンバンバザール」というなんだかなあな名前なのでこちらを選択(笑)。

キリンの格好をして、ステージ外から延々歩いてくるが歩きにくいらしくかなり苦戦した末ステージに登る。かなり期待をしたのだが、トークが面白いだけで演奏は雑な勢いロック。

何曲か様子を見て即撤退、ヘブンのバンバンへ向かう。

バンバンバザール
12:17
遅れてヘブン一発目。ギター2ウッド1のジャズ風オシャレなアンサンブル。いい感じ。

だいたいわかったので、移動。

PE'Z
12:30
山を降りてふもとのグリーン。
トップランナーにも出演していた、ジャズにしてはポップなグループだが、生きているグルーブに、ステージ前で踊り狂った。最初っから見たかったなあ。
セッションって、ソロまわしじゃなくって、こういう、曲の流れから流れを読んで積み上げ、またその流れを読んで、という自然を感じ逆らわない行為なのよね。

終わりまで見て、となりのレッドに向かう。いやあよかった〜

The killers
13:10
となりのレッド。演奏は終盤、残り2曲。どうってことないロックだったが、一緒にハネてたらすごい快感が。へえ。デフォルト跳ねってあまりないバンド。つまらんバンドは跳ねてもつまらんものだが。面白いので最後まで見て(跳ねて)次へ。

13:25
行く場所がなくなったので、テントに戻って作戦を練る。さて、次はどれにしよっかな〜ってな感じ。知らないバンドが多くてわくわく。
正面のグリーンステージから、The Blind boys of alabamaが聞こえてくる。トラディッショナルやのお。


SNOW PATROL
13:52
再びレッドでUKバンド。自然とか体の流れに反した楽曲構成でさっぱり流れがわからん。即撤退。


14:08
フジロックで最も注意すべきは体調管理なのだが、私の場合はホットコーヒーかこのバナナジュースが必須。これらがあればほとんどものを食わなくても夜中まで暴れても大丈夫なのだ。今回はふもとに下りるたびにお世話になった店があったなあ。



KEMURI
14:18
ホワイトステージ着。20分からスタート。ちょっとみてわかったので、そのまま後ろの歩道からヘブンへ向かう。


The Miceteeth
14:27
ヘブン着。 スカ?まあいいノリだが、ソロまわしがベタでイヤ。見切ってオレンジへ。


田野城寿男
14:37
となりのオレンジ着。 ちょうど終わったところだった。アイタタタ。

もう選択肢がなくなったので、次のバンドがスタートするまでオレンジの後方のイスに座ってバカンスを楽しむ。このときバリバリに日焼け。

思い出波止場2004featuring DJおじいさん
15:10
思い出波止場といえば、昔、私が格闘老人のギター玉から「これいいよ」と借りたバンドで、わかるまで結構かかったバンドだったので、結構期待大。

リーダーが不意にドラマーにモノを投げるマネをし、それにあわせてドラマーがシンバルを叩き、その時点で転調する、という離れ業!このサーカスで会場は盛り上がるが、といってそれに甘んじることなく非常に複雑な拍子のリズムもこなし、それらもきちんと自然な体得したリズムなので感心した。このあたりで終わりそうだなあ、とか変化しそうだなあ、と思うとその変化がきちんと来る。いいグルーブをもってる。最後まで踊り狂う。いやーよかった。


BEGIN
15:48
となりのヘブンへ。イカ天に出てたbeginが、初フェス。フェス自体が初めてとMCをしてたが、まあ普通の演奏なので撤退。それにしても人が多いなー。


15:53
アバロンからホワイトステージへ下る道。
ホワイトからヘブンやオレンジに向かうときは開通した林道を通ればよいのだが、戻ってくるときは、山を登って、アバロンフィールドという小ステージや店のある場所を迂回しなくてはいけない。写真はアバロンを抜け、ホワイトへ山道を下るところ。ホワイトが一望できる。




ホワイトステージを横から見る。[→]


char
15:54
人が少ないなーと思ったら、charでした。ええっ天下のcharが!?beginに負けたか?

ベースとドラムのコンビネーションもいいし、ギターもよい。ただ、長い!
曲の生命を無視して延々ソロまわしやってんだもんなあ。これはキッツイ。グルーヴを楽しんだあと、撤退。ふもとに向かう。


THE ROOSTERS
16:22
グリーン後ろのメイン通路を通り抜けながら観覧。

このライブが解散という大御所、ルースターズだが、非常にイイ生きたグルーヴを奏でていてとても解散前とは思えない(失礼)。見たかったが、知らないバンドが優先。レッドに急ぐ。


ZUTONS
16:30
さっきの The killersと同じく踊るとわかるノリ。いいなあ。

カメラチェックが厳しく、巡回してた私服(笑)に止められた。初めてでビックリ!
人気バンドなのかな?だいたいわかったので、移動。

Buckethead's Giant Robot
17:06
レッドからオレンジまで登山。この時間新しく始まるのはここだけなので、まさに端から端の移動。死ぬ。

ロボット的な動作で演奏するギターソロ、リハもすべてロボット動作なのが面白い。クラフトワークなコンセプト。頭にケンタッキーのバケットをかぶる。

演奏はまあ普通。むしろリハの方が面白かった。
ある程度聞いて隣りへ。


Polaris
17:36
となりのヘブン。
くらむぼんみたいだなあ、と思ってたら、keyに原田さんが。意味ないような気が。

OZOMATLI
18:10
ホワイトに降りる。
ダンスレゲエ、という感じ。去年ココで見たFIREBALLを思い出す。

かなり強烈なグルーヴで、日本人にはムリ!と思い知らされる。
写真はラスト曲のあと、客フィールドに降りてきて演奏をしてた風景。人が囲んですんごいことに。

グリーンに降りる。

LOZALIOS
18:48
一旦テントで休んだ後、もうひと頑張り!とばかり、グリーンステージを横切りながらPJ Harveyを観覧しつつレッドへ。

即興ロック、というカテゴリでは、私らのやっているセンと近いのでどうしても気になっていて見に来た。実は前にUNIONで流れてたアルバムをその場で買って持ってはいるのだが、似てしまうのが怖くて聞いてない。
すさまじいバイタリティーがいい感じだが、やはりちょっと古いルーツが見えたので、ガッカリ。
ドラムソロを見て、撤退。


SUPER CAR
20:30
レッドにて、スーパーカー。アルバムも聞いたことがあるがピンと来ていなかったバンドだが、ウワサも聞くし、ライブは見てみないと!ということで。CDがイマイチなバンドなのにフジロックで見てビックリすることがよくあるから油断は禁物。

残念ながらすべてキンキン音で、なにがなんだか。ホワイトに向かう。


東京事変
21:03
それまで椎名、といえば誠だった苗字が林檎でしかなくなったほど衝撃だった彼女だが、アルバム出すごとにファーストの荒々しさがどんどん無くなって今やほとんど期待してなかった。

今回はプロデューサの亀田誠治と組んで東京事変名義でのライブなのだが、とにかくすごい人、人!珍しく前に行けない。こんなの、レッチリ以来。

なによりも驚いたのが、彼女の存在感の強さだ。カリスマとはまさにこのことを言うのだろう。バンドの演奏は結構ボロボロだったのだが、そんなことがまったく問題にならないほどの彼女の存在感には驚いた。すごいよ、ホント。

Chris Robinson & New Earth Mud
21:44
ホワイトのbasement jaxxまで時間があるので、選択肢としてヘブンの知らないバンドを見る。隣りのオレンジはすでに終演。

確固たる固いグルーヴに感心!揺らがないリズムとはこういうものを言うのだろう。リズムというものはやはり世代を超えて受け継がれ磨かれていくのだろうな。自分達にもそんなものが作れるのか、と自問自答。しかし、とはいえ、しばし踊る!いいよなあ。


BASEMENT JAXX
22:29
再びホワイト。
以前猿の顔にメンバーの顔を埋め込んだプロモを見てバンド名だけ覚えていただけだったが、かなりよかった!

例えばバンドでキーボードが入ると出音が柔らかくなるように、いわゆるテクノなビートの上に生声や生演奏が乗ると非常に心地よい。こういった発見は昨年のROVOでの踊れる即興スタイルとかもそうで、体感するとわかることだ。(その収穫は昨年、テクノ@老人としてフィードバックした )

種類としては、under worldのようにテクノの上にボーカルを乗せるスタイル。結局、聞き手が人間である以上、人体の高揚と限界を演奏に組み入れることは必須で、それにはやはり生演奏パートを組み入れるのが手っ取り早い。生が乗れば機械部分もそれによって自然に制御される結果になる。それがキモなのだ。
ちなみに、テクノはリズムなど、トラックのON/OFFでそれらをコントロールしている。

休むから働ける。働くから休みが味わえる。そういうことだ。

--------------

仲間はすでにテントを撤収して宿に向かっているらしい。スマン。
夜は、21時からのオレンジ、23時からのレッドで朝方までのプログラム(クラブ系など)があるのだが、とても体力が持たない。 にぎやかなレッドの音を見下ろしながら宿に向かう。

宿でフロに入り(マジ気持ちいい!)さくっと寝る。明日もまた7時起き。



7/31 フジロック2日目

FIELY FURNACES
10:17
2日目レッドでの一発目は、UK女性シンガーがスパスパ歌うロックバンド。ドラムがヘンで面白い。というかドラムが面白い。下からスパーンとシンバルを打つ。テンションはくるりの新しい外人ドラマーみたいな。



The mooney suzuki
10:30
ホワイトの一発目は、CANのメンバーの名前をバンド名にしたグループ。全然CANのテイストがないので、撤退(笑)


TKY
10:38
ヘブン。スタジオミュージシャン?的な、うまいんだが、なあ、という演奏。オレンジへ。


TRAVELERS
11:57
オレンジにて。ふうむ。もう選択肢がない。

仲間と落ち合うことになり、アバロンへ。


ヘブンに向かう林道にあるゲート
12:01
オレンジを出てヘブンに向かう林道にあるゲート。フジロックでは不正入場を防ぐために、要所要所にこういったゲートがあり、リストバンドをチェックしている。

写真では、前の人が左手を掲げてバンドを見せている。
ちなみに私は左利きなので右手を掲げるわけです。

AVALONにて
12:07
ヘブンからホワイトに降りるには、一旦このAVALONまで登らなくてはならないのだが、ここはフジロックの主催者、日高氏の思想の結集の場所でもある。

フェスティバルとは音楽だけでなく、いろんなわけのわからないものもごっちゃにあるべきだ、ということで、民族の露天やらいろんなものがある。
つまり即物的な都会的発想(見たいバンドだけ見に来て帰るみたいな)ではなく、もっと場を楽しもうよ、という気持ちが見える場所。フジロックに来る人たちもそういう人が非常に増えてきていて、日高氏の最終目標は、バンド名を発表しなくても皆がチケットを買って来てくれることらしい。ちなみに私らなんかはもうそうなってますが(笑)

上の写真は、下に小さなステージが見える、なだらかな草地の上から。
たぶん冬には急な斜面としてスキーなりスノボなりがすべるであろう場所に座って、どこぞの国のカレーを食ってます(笑)

THE SAVOY TRUFFLE
12:51
ふたたびヘブンへ。人がいない。

THE BACK HORN
13:02
ホワイトに降りる。うーん、グリーンへ。

グリーンに向かう途中
13:15
グリーンステージに向かって山道を下っている途中。

遠くには、グリーンステージ後方のテント群と移動する人の群れが見える。なお、画面左の土手の向こうには、Tシャツなどのグッズが売っていて長蛇の列。。。

一緒に行った仲間がオオカミやってます(笑)彼も私同様フェスティバラーです。

Big Flog
14:18
ヘブンに戻る。
即興ジャムバンドとして名が知れていたらしいが、今日見る限りでは只のロックで、即興特有のスリルとは無縁だった。メンバーが辞めたりしたのかな?


UA
14:56
昨年とかからポップな現代音楽の傾向を見せ、近年では、NHK教育でのドレミノテレビ(毎週水曜午前9時再放送中)では、クソつまらん童謡を非常に面白くアレンジしていて、特に菊地成孔氏アレンジの「いっしゅうかん」ではもはやものすごいことになっていたUAですが、
今回は、ドラム外山氏などの自由なグルーブの上で自由に歌う、というもので、昨日の思い出波止場同様、変拍子や複雑なリズムなのに、自然のグルーブや変化を持っているのにはすごく感心!もお頭振りまくりましたよ!すんごい。

ドレミノテレビもあってか、親子連れの子供が「うーあー」と叫んでましたが、どんどんキッツイ現代音楽テイストになっていき、ライブの後半には黙っちゃってましたねえ(笑)

このライブでひさびさにドラマーの名を覚えました。外山氏。素晴らしい自然体ドラムには共感!素晴らしい。


DROPKICK MURPHYS
17:00
ホワイト。通りがかりにさらっと。あまり記憶にない。

BELLE & SEBASTIAN
17:32
眠くなるバンド、というのも久しぶりだ。まずい!と断ち切って隣りの吾妻さんへ。

吾妻光良 & THE SWINGING BOPPER
18:03
面白いとススメられていた、いわゆるビックバンド系のバンドなのだが、リーダーの吾妻氏の強さ。ギターの音の強さ。言葉の強さ。これはすごい。CDではあまりそれほど伝わらなかった波動がガーンと来る。

もう、知らぬ間に一緒になって叫んだり!
音楽はオーソドックスなジャズとかなのだが、そんなの関係ない、という強さ。これが音楽なのだし人間なのだなあと思う。上手さとかジャンルとか言っているうちはまだまだなのだろう。全部吹き飛ばすような、溶岩で全部溶かしちゃうような、そんな強さ。

もちろん最低限の上手さがあった上なんだろうけど、そこが目標ではないってことなんだなあ。衝撃でした。


ゆらゆら帝国
20:28
いつぞやのフジロックではグリーンステージの朝一発目で、まるでもぐらがひなたにひきだされたかのようなヘナヘナさだった彼らでしたが、今回は非常に堂々たる貫禄でビックリ。観客も一杯。

仲間は大喜びで見てましたが、私はまあほどほどでふもとに向かう。

THE CHARLATANS
20:55
レッド着。普通なので、ケミカルへ。

THE CHEMICAL BROTHERS
21:30
結構フジロック常連なテクノグループで、これまでそれほど引っかからなかったのだが、ミシェルゴンドリーのプロモで引っかかったので見てみることに。

ブロック(人が将棋倒しにならないように、ステージ前は柵でくくられ入場制限がなされている)まで入ってかなり待たされてスタート。

もはやファンのみが知るギミックの連続。知らない人にも伝わるノリがさっぱりで、ウンザリして撤退。グリーン出演系ってこういうケースが多いよなあ。

PRIMUS
22:13
ホワイト着。
かなり独特なDTM楽曲を作る友人から、これは絶対見とけ、ということで、もう20年以上活動しているというプログレの雄、PRIMUS。

白いボールをぶら下げ、そこに映像をプロジェクトするという面白い趣向。なるほど、スクリーンってフラットな四角である必要はないもんな。

結構複雑な変拍子とか普通に演奏していて普通に楽しいが、もう私らには普通な変拍子なのでもういっこ上が欲しいもどかしさがありつつも踊り狂う。