フジロックの前売りということで、徹夜で並びに行く。前夜某ライブを見に行き、2時くらいまで粘ったあと、徒歩で渋谷に着くと3時の段階で200人近くは並んでいたので、予定を変更して並ぶことにした。始発が動く頃には販売場所のクワトロを含むブロックをとりまくほどの列に!フジロック恐るべし!
都会でやるロックフェスと違って、目的のバンド目当てに行くというよりは、都会から隔離された、音楽に満ち溢れた天国を体験に行く、という感じ。あるステージがつまらんかったら自然の中を歩いて他のステージを見に移動し、面白かったらそこに居座り、つまらなくなったら他へ移動。疲れたら、あちこちにある屋台で、エチオピアカレーやら、よくわからん民族料理などを食って休む。
そんなのんびりしたイベントなので、いく連中も同じようなオープンな連中ばかり。今回もたまたま並んだ知らない人たちとわあわあ話しながら楽しく徹夜を過ごす。いいよなあ。
実際目当てのバンドよりも、まったく知らないバンドに狂喜することもしばしばなので、フジロックは、自然なリズムを取り戻すという意味のほかに、1年間の新規バンドへのアンテナとしても機能し、一石百鳥なイベントなのだ。
ノートが不具合で作業ができず、MSXへの時間を比較的多めにとれたので、かねてからやろうと思っていたグレイグロファーの改良作業に入る。
自ら執筆の技術資料を元に、molitorを使って解析作業を進めるがなかなか該当個所が見つからない。2時間ほどかかって該当の表示ルーチンを見つける。まあ5年以上前の作品なので忘れているのも当然だが、資料がまだまだ甘いことを痛感(いずれ改定版を出さねばならないなあ)。
処理ルーチンが判ったので、アセンブラ ped.com とasm.comを使って改良ルーチンを書く。タロティカと違ってVRAMに空きエリアが多くテーブルを設けられそうだ。コンパイルしたあと、メモリに展開、直接マシン語をいじって調整するが、案の定挙動不審な動作が発生、メモリに直接デバックコードを書いたりしてあれこれ試みるが解決せず。I/Oの特性か?
ここ数日のMSX本体での作業で気付いたが、PCを扱うよりも時間の密度が濃く充実感が高い!これはMSXという機種が、本体のハードを直接操作できるからだろう。ハサミで紙を切るような直接的な操作感に近いのだ。
私が進めている音楽プロジェクトの一つ、ドラム3台によるバンドサウンドのパート練。今日は2台を使っての練習。
いかにこの形態が新しいかは、練習できるスタジオがなかなか見つからない現実が示している。いつもそうだが、恥ずかしかったり、やりにくいことというのは新しいということの証明でもあるのだ。虎穴に入らずんば虎子を得ず、いつものことだが苦労するが、新たなスタジオを開拓できたときは非常に嬉しかったりするし、大抵はスタジオの人に憶えてもらえるので嬉しい。何よりも未知の音を体験できるので、ぞくぞくする!これが先を走る者の未知なる楽しみだ。
打楽器が複数ある形態は、和太鼓だったり、アフリカドラムだったりの、いわゆるダイナミクスの方向であり、やはり打楽器の集合というところで終わっているので、3台の各ドラムの役割をしっかり持たせ、歌うドラムということをさらに進め、バンドサウンドにまで高めると面白そうだ、ということで進めている。
現状はとかく基礎練習。2時間ほどの練習は、ほとんど1つのパターンをユニゾンで叩いてお互いの音を潰す(ぴったり合うと相手の音は聞こえなくなる)か、絡む上にゾクゾクくるパターンを模索したりとにかくストイックにこなす。新たな体験とは、地道な練習や模索といった投資の先にあるのだ。
偶然に図書館でPIOを発見。創刊号から1年分もあり、早速借りて打ち込みたいものを探す作業。BGMとして、なかなかチェックできなかったフジロックのVTRを流し、見ていないバンドなどもチェック。
今見ると、ほんとどーしよーもないプログラムや、明らかにゼビウス!だったりするのだが、中には「これ打ち込みてー!」と思わせるものがチラホラある。
いずれ打ち込みたいと思うリストは結構あるので徐々にこなしたいと思うが、懐かしさとかそういう感情抜きに、今のゲームにはないこちらを沸き立たせる何かがある。画面写真や説明を読んでいるだけで、もっと発展させるアイディアとか沸々と沸いてくるのがたまらない。
今日は朝から格闘老人(けんかじじい)の練習。昨年から再構築しているリズムの集大成とギター玉との調整なのだが、気に入る気に入らんはともかく全部通してみよう、ということになる。
昨年からの膨大なリズム練(ログ)が、バンド全員の演奏の中で生きるか不透明だったが問題なく融合、メンバーの合意で格闘老人の楽曲をライブで披露できることになった。自分達の音楽とは何か問い直し、それに基づいて練習方法を考えFIXした成果が出たわけだ。勢いを出した分、音の絡みの要素が弱くなるが、それはいずれ慣れれば添付されるはず。
エフェクター修理用の赤色LEDを購入。
その後、図書館で借りた萌える都市アキハバラという本が「秋葉のオタク化は個による都市のコントロールの結果」とあり、なるほどと思ったので、紹介されていたレンタルケース、という店舗を見に行く。
コモンズのローレンス・レッシグ氏も指摘しているにコントロール主導争いという視点から見れば確かに秋葉原のオタク化は、渋谷などの企業や外資産業のターゲットマーケットではない品物で面白さがある。そういえば、ネットも個による趣向で構築されていることに気付く。
格闘伝承をプログラムしているときにモーションエディターなどを作って気付いた立体と動きの面白さがフィギュアなどにも感じられわくわくする。手を出すべきか、うーん。明らかに次はリアル立体創作だろうしなあ。
続いて、20代の若手とやっているオルタナミクスチャー系バンドの練習で千葉方面へ移動。かなりくたくただったのだが、インナー法での練習はかなり基礎になるのであまり乱れない。彼の持ってきた新曲にドラムをつける作業。
昨日の余波でくたくたなので、物理的な作業を。玉に頼まれたLED交換作業。
ドライバーで分解し、目的の個所を掘り出す。エフェクターは分解したことなかったが、人間の作りしもの、組み立てられたものは分解できるはずなのだ。LEDの極性がわからなかったが、音を出しながら接触させ、赤く光った方向でハンダ。1時間ほどで無事終了。
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