アーケードの基盤調達の仕事があり、いつもいく基盤屋さんに行ったら、なんと、テーブル台が!
上面がフラットな一枚ガラス、それを四隅の金具のみでおさえ、黒面くりぬきのブラウン管とインストカード・・・。
今見てもこのデザインの美しさってナイ!
今後もう出ないな、と思ってハタいて購入。
やはり実機はいいですよ!レスポンスがダイレクト、ダイレクトこそがゲームの基礎だなあ、と。
現在進めているエンジンが形にならないと研究部署の存続にかかわる状態なゆえ、死に物狂いで進めているが、もともと最初から答えがある研究ではないので苦戦。研究、ということで引き受けたのだが、おかしいなあ、なぜ締め切りが・・・まあいつもこうなるんだが(笑)
もはや、15分睡眠も、あらゆるエマージェンシー対策も通用しなくなった。イスラエルのとき以上に過酷な状況で、もう体が壊れる寸前。
そんな中、ようやくデータのフィルタリングのめどがつく。
メールの文面を解析して差出人別に区別でき、なおかつ、他との違いを整理された数値に吐き出すエンジンだ。
なかなかキレイな数字(扱いやすいレンジ)にならないのだが、ようやく意図的な条件分岐ナシで吐き出せるようになった。
このあたりの作り方はゲーム製作と非常によく似ていて、自分の意図どおりに組んで意図どおりに動いてようやくスタート地点であるのと同じ。逆に、データを読んで判別するようなアルゴリズムで試作すると、読む部分に恣意性が入ってしまい、現在使っているテストデータ上では意図どおりの出力が出るが、汎用化したとたん、まったく使い物にならなくなる。新しい面を作ったら敵が壁にひっかかっちゃうアルゴリズムではダメなわけです。
従って、「データそのものを恣意的に判断しないアルゴリズム」、または「データを盲目的にフィルターするアルゴリズム」を使って、「こちらの期待する出力が出る」ようにしなくてはならないのだ。
そこに至るまでには、データそのものの本質とか性質とかを分析して普遍性を見極め、その普遍性同士の違いをフィルトするように組んだりするわけです。
つまり、プログラム以前に、
「日本語とは何か」とか「メールを打つときの状態とはどういうものか」とか「個人個人の違いとは何か」とか「そもそも違いとはどういう状態か」とかいう、なんか哲学のような、日々の追求が必要なわけです。人間なら見りゃあわかるけど、キカイにはわからない。なぜですかね?という例のテーマ。ホテルカルフォルニアなわけですよ〜、怖いですね怖いですね。
クライアントの役員会で、エンジン成果の発表をする。
なぜ外部の私が役員会?(笑)なわけだが、それはそれで面白い状況!
サーバに組み込んで受け取ったメールをフィルトする実装は間に合わなかった。。。くそうー
実演+説明が終わり、「よかったよ」と言われとりあえず好評!らしい。
だが、もちろん、この数字の羅列だけでは価値はわからないだろうから、営業的にも内部的にも、これを見える形(文章などで分析結果を出すとか)に落とすモジュールを製作せねばならない。。。うーん、死んでしまう。。。
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