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日頃の行動をメモ。消しゴムで消して作品へと昇華する前の、日々の下書き。
This is my dairy memo. These will be a work after brush up process. .




    2005.APR

4/2 サッカーゲームの進化

ひさしく遊びに行っていないゲーム会社が引っ越すというのでその前に遊びに行くことに!

行ったらもうあらかた梱包されたりしてた。そんな中、会社内で対戦しているというサッカーが始まる。それを見てビックリ!



80年代のアーケードのころからそうなのだが、私の評価はかならず一人でプレイして面白い上で2Pなら許す、という判断基準だったし、自分が作るゲームも必ず1Pを基本としていた。

一緒にプレイする、とか対戦する、というのは、もちろん仕掛けの巧妙さも必要だが、最終的に面白いのは人間関係、つまりコミュニケーションの面白さ、で補完できてしまう。

そうなると、昨今のネットゲームもそうだが、ゲームは「場の提供」という機能を高めることになり、つまり、携帯とかBarとか祭りとかと同じものになってしまう。ゲームのアイデンティティの危機になる、と思っていた。場の提供に傾倒するということは、ゲームの作家性がなくなる、を意味するのだ。つまりメディアとか文化の機能を自ら退化させることになる。

なので、2Pが基本となる、サッカーとか野球とかのいわゆるスポーツゲームはファミコン以来見ても居なかった。

しかし今日、ひさびさに見ると、なんと、実況中継が、リアルタイムで進行するゲームに対して生成されるのだ!
遊んでいる人たちのプレイに、PS2が生でしゃべりをつける!
これはすごくビックリ!進化したなあ、とつくづく。いやあ長い時間かけて進化してきたんだなあ、と感慨深く感じました。すんごい!(今や普通なんだろうけど)



4/3 サイモン練

格闘老人のパート練だが、今日からコーラス練を開始。

長年やってきて、その瞬間瞬間に鳴っている音場の中で、足りない適切な音を叩き込むのはもはや当たり前だが、
ならば、
デバイスが違うだけの「声」というもののコントロールもできるはずだ、
と思い、サイモン&ガーファンクルのサウンドオブサイレンスをのぐちゃんとやってみることにしたのだ。

やった方ならわかると思うのだが、コーラスは声と声の揺らぎを微妙にすり寄せないと美しい響きにならない。なんというか、のどの筋肉を微妙に変化させ、相手の波形と重なったときの音が濁らないでかつ美しくなるように寄せる、という感じなのだ。
つまり個人個人が「オレは正しい音程を歌っているぜ」という意識では絶対に成功しない分野なのだ。

1番がなんなくfix!もっと時間がかかると思ったのだが、格闘の基礎練には普遍性があったのだ、間違ってなかった、と嬉しくなる。すごい応用性!
同時に、のぐちゃんは音程に対する感覚も鍛えられていたのだなあ、ということもわかる。




4/7 研究所訪問

日本語の単語の持つ表情を数値化する理論を、40年かけて構築している所長さん宅にオジャマすることに。

待ち合わせの品川駅のコンコースの本屋で、堀江氏の本を何気なくみてあまりの面白さに感心!
「1ページ800字でまとめるといい感じでまとまった」と怪我の功名を書いていて確かにいい感じ!
人生とは、自分のやりたいことが実現できる環境とかメソッドを見つけ専念できて初めてまっとうすることが出来るわけで、この彼にとっての800字のようなことを、私らもどんどん見つかると人生幸せになるのだなあと思う。

そうとう電車に乗って、そうとう歩いてようやく研究所に着く。



理論を構築するには2つ方法があって、一つはデータを集めそれらを分析する方法で、もう一つが普遍的な理論から構築する方法。

一般には、データを集める方法なのだが、
データはいうまでもなく過去のものだし、そのデータをどう集めたか?とか、どういう過程で生成されたか?とかなどのデータは当然付随しないので平均みたいな鈍い感じになりがちだし、なによりもデータが裏付けになっているから安心、みたいな油断を生む恐れもある。

この所長さんの研究している理論は、発声の仕方とか古来からの日本語の変貌など、物理的な普遍性に着目し恣意性を入れないように入れないように進めている点がすごく好感を持てる。

現在根本になるエンジンは彼の理論に基づいているので、出力されるパラメータがどういう根拠に基づいているのか、がデータを処理する上で死活問題になるので、エンジン制作中に生じた山ほどある疑問を解消するため、矢継ぎ早に確認(笑)


彼は以前から、次は単語のもつオーラというものを研究したい、と言っていて、これも楽しみ。




4/8 エレクトロプランクトン展

岩井俊雄氏のDSゲームが発売になり、ラフォーレで記念イベントがあるので初日に駆けつける。

エレクトロプランクトン、というDSゲーム。

ベースとなるのは、彼が過去ラフォーレでの展覧会(フォトン)で展示していた、ターンテーブルを回したりするヤツだが、
残念ながら、彼の作品は、実際にテーブルを回したりつまみを回したりしないと面白くないんだなあ、と気付く。・・・というかそれこそが岩井作品の面白さなので、当たり前っちゃあ当たり前なんだよね。。。WSのテノリオンは良かったのだが。




4/18 逆ナンパ

一緒にやっている研究の人と、サーバ関連の打ち合わせを秋葉にて。

終わって事務所に戻る中央線の中で、女子高校生にナンパされる!
えええ!みたいな。最初は時間を聞かれ、続いて音楽やってるんですか?とか。
ストーカーじゃないです、とか言い訳しているところが必死ぽくなんかかわいい。

これはめったにない経験なので、いろいろ聞いたりする。ラルク好きなんですか、そうですか。。。
しかしそれにしても話し掛けるって偉いなあ、と感心。欲望に忠実、ということで、私だったらできないなあ、気になっても(笑)<<修行が足りないぞ!
海外の人ではなかったし、日本人に対してのその行動は偉いので、偉いですよ、と誉めておく。偉いです。いやホント。



4/19 提携とか

現在進めているエンジンで、提携ができるか、ということで某高層ビルにある、音声認識の会社へ。

こちらのエンジンについてあれこれ聞かれる。技術者だけあって、根本的な質問をされたりで非常に嬉しく感じる!
つまり、
追求していないとすることの出来ない質問、はその本気度が見えて嬉しいのだ!


現状の音声認識は、カテゴリを指定しないと認識率が上がらないそうで、そういう意味で、こちらのエンジンにおける識別を使って、今聴いている文章のカテゴリを識別できれば認識率は格段にアップし、提携する価値はすんごいことになる。

残念ながらこちらは研究途中なので、予算が出たらぜひ、みたいなまあよくある感じに(笑)
ここは基礎研究系のキビシイところ;;不況だしなあ。




4/20 バニ

サーバ関連のプロフェッショナルな知り合いと彼らの好きなバニーガール店にて会合。東京でも数少ないバニーガールの店で、たぶん私だけだったら行くこともないので貴重な機会(笑)

サーバについては最先端を進む知り合い。lisp、plone、zope、うわわ。

非常に印象に残ったのは、「アツく語らず、すぐやれ。72時間以内」というコトバ。
真心も「今やれすぐやれ」と歌ってたなあ。



4/21 大学講義?

研究部署のリーダーが、出身大学で職業としてのゲーム制作について講義を頼まれたらしく一緒に郊外へ。

大学の1コマ内で彼が仕事の内容を話す。アウトラインがないままちゃんとまとめられるところはさすが営業!と言ったところか(笑)

途中、「仕事のハードさ」 について話を振られたので

 「徹夜とか多いが、好きなことは疲れないし眠くならないですよ」

みたいなことを話したら、
講義後に、写真家になりたいらしい学生が自分の写真を見せに来たり、連絡先を知りたいとか学生が来たり。なんか人気ある?(笑)自分の道を極めるのはなかなか大変なこと、孤独な戦いです。皆さん頑張ってください。

その後、リーダーが行きつけの焼き鳥屋へ!これがメチャうまい!いやあ住むなら大学周辺だな!味もそうだけど量だわ。