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クソゲーソフトレビュー:番外編
マッピングの基礎
題材:ファリア

面倒臭さの向こう側にある世界

マッピングとは文字どおり地図を描くことである。例えば下図のようなマップが続くゲームにおいて全体の地形を描くことである。「ウエー!スケッチなんかしてられないよ」というあなた、ちょっと待って欲しい。マッピングとは書き写すことではないからだ。

マップを見極めて単純化する


今回はファリアを例に話を進めるが展開的なパターンなので知らない人にも参考になると思う。
さて、左図を見て欲しい。ファリアでは塔に入るとこのようなマップが画面切り換え式で続くことになる。
この画面では上下と右方向に進める画面である。マップの形は広間だったり通路だったりするが、結局進行方向としては上下左右の4方向しかないことがわかる。よって、例えばこの画面はとしてしまうのである。






特徴のある物を置き換えていく


置き換えたマップがどのようになるかは、右図を見て欲しい。右図はラストの塔の1Fのマップである。ぞの中の白黒反転の部分がにあたるのだ。その他には階段は(上)としたし、一方通行の道は矢印が記してある。ビーカーのマークは回復の薬があったところである。
これらのマークは自分なりに決めて書いていく。自分さえ判れば単純である方が記しやすい。どんな書き方がいいかはゲームのマップの特徴を捉えて考えるのも楽しみの一つである。自分の考えたマッピング方式でしっかり収まったときの快感は言い表せない。反対に予想に反してノートや方眼紙をはみ出たときほど悔しいことはないゾ。あたかも製作者の陰謀にハマった気分である。
ファリアのレビューにも書いたが「でかくてもせいぜい16×16だろう」と思って描いていたらゲーム前半から48×48の大きさでやられ、はらわたが煮えきる思いでした(ノートをセロテープで継ぎ足すのは実に惨めである。クソー)。



終わりに

遊びはじめて「このゲーム、マップ広すぎるよ!」と思ったらマッピングの時である。すかさず紙(方眼紙が望ましい)と鉛筆を用意しよう。スーパーファミコンやプレステだとメモリがふんだんにあるせいか自由な地形が多くマッピングしにくいし求められていない。しかし、ファミコン程度であればメモリがないぶん単純化しやすいので対応できるソフトが多いでしょう。
ちなみに私は任天堂の名作「メトロイド」を当初「マップが意味なく広くてつまらないゲーム」だとおもっていた。マッピングを始めたとたんまったく別のゲームに感じられたことは今も記憶に新しい。多くの人にこの楽しみを知って欲しいですね。








本ぺージでの画面はソフトからキャプチャしたものですが、説明のために使用する目的で引用しており、
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