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クソゲーソフトレビュー:0004
「仮面の忍者赤影」1986年 東映動画
ファミコン

意外と硬派!さくさくアクション

長靴をはいた猫、世界一周80日という「これってスプライトテスト?」と思わされるようなモノを連発していた悪名高き(?)東映動画のゲームだ。敵の動きや出現パターンはこれまた動作テストかと思わされる「スケバン刑事」の流れをくんでいるが、ところがどっこいアクションゲームとしてはなんとなく遊べる、さくさく敵を倒して、ボスでは苦戦してというアクションならではのゲームに仕上がっている。さらに全面クリアすると1面からやりなおしかと思いきや、マップがあらわれアドベンチャーっぽくなるのだ!理不尽な謎には何ヶ月も悩まされつつも、解けたときは本当にうれしい。これがクソゲー解きの醍醐味なんだなと思った。攻略本見なくてよかったあ!

横スクロール忍者アクション

基本的には忍者「赤影」を操って、剣や手裏剣や爆弾や地雷やブーメランを使って襲いかかる2匹の敵を倒して進む、横スクロールアクションだ。
途中の建物や、木などに人が居ることがあって、情報や武器などがもらえる。2周めではこれまで反応しなかった所に居たりするので注意が必要だ。

面の最後にはボスが出現するが、月風魔伝も真っ青の巨大ボスが出たりする。慣れないとボコボコ死ぬのでこの辺は上達の楽しみがある。最初の難関は巨大ワシ、次はムササビ男に苦戦するだろう。
武器はさまざまな物があり、また他人と交代できるシステムになっているが、ぜんぜん使えない。他のひかりだまなど、暇な時に使ってみるくらいしか使い道がなさそうだ。まあ、たいていは手裏剣と爆弾でなんとかなるのでよいが。
「分身」なんかは別に強くなった感じはしないし、出口でつっかえて出られなくなる。トホホ。

アドベンチャーモード

2周めといってもこれまでとなんら変るところはない。ただ、ボスが居らず、分かれ道が現われるのだ。分かれ道はどうやらマップと対応しているようで、アドベンチャーモードでは残りのマップをゲットしていき、新たなボスへと向かうことになる。
1周めのラストボスを倒すと巻き物をもらえ、それがマップの切れ端で、あちらこちらで情報を得て、残りの巻き物をゲットしていく。難関は残り1枚のマップのありかと、進めない敵地へどうすすむか?である(これで3ヶ月詰まってしまった)。

ラストの敵地はほとんどグラディウス的画面構成で、次々と新しい仕掛けが現われる。なんかわくわくして進んだ。しかし!この時点でまだ解いてはいない。
無限だと思われたコンティニューが実は有限だったらしく、ラスト寸前でタイトルに戻された!クソー。



とみぞうフォーエバー

「とみぞう」が主人公なのか、アドバイザーなのかは未だ不明であるが、とかくこのゲームは音楽にしろ、敵ボスにしろ、なにか味があるゲームだ。なにしろシステムはスケバン刑事なので、画面には必ず2匹の敵が存在し、別の敵が現われるエリアに入ると前の敵は無造作に空中で消え失せる。このへんは東映らしいラフさ、だといえよう。
総じて言えば解き甲斐のあるゲーム。理不尽な謎は「巻き物」を武器に選択して使うことで解決できるので、困ったら試してみて欲しい。







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