NHK 昭和57年3月21日放送「オフコースの世界」より (インタビュアー)「最後のレコーディングが終わった段階では、これでいいんだと、百点なんだという気持ちなのかしら?それとも・・まだ・・もう少し時間をかければもっと別の形になるという風に考えているのかしら? 小田「そりゃ、あのー、・・そうですね、やっぱもう一回全部やり直したい、という気持ちはありますよね 特に後半で一番疲れているとき歌を入れるでしょ?だから歌だけでも、もう一回全部録り直したい。 「でも、全部の作業をもう一回やり直すとね、やり直したからと言って、それよりもいいものができる、ということは絶対ないと思うんですよね。」 「・・・やはり、そのときの思い入れ、みたいなのがあるでしょ?そのとき「あ、コレだ!」と思ったときの気持ちがやっぱり、その・・あまりいい演奏じゃなくても微妙に出たりなんかしているから・・・それがやっぱもうわかっててやったらへんにつまんないというかね。 「・・・だから、まあそういう意味では、あのー、そのときそのとき、もうこれ以上は自分の力ではどうにもならない、という所まで結構頑張っているからね。そういう意味では、もうこれでいいや、ということなんじゃないですかね。 |